【Letter from...】@mollygoddard
ロンドンはRegents Parkを抜けてすぐ、Ivon Hitchens によるアーケディアの風景と抽象的な体と形が描かれた壁画が美しい Cecil Sharp House のメインホールで行われた Molly Goddard のAW24コレクションをプレイバック！
Molly Goddardチームは毎シーズン、実験的なフィッティングから始めるという。
Vintageのアイテム、アーカイブされたサンプル、過去のコレクションのトワルから再構築したAW24コレクション。
「形の上に形が重なり、服が組み合わさり、引き寄せたり、押し出したり、混ぜ合わさる。テクスチャーがマッチングし、塊がまた塊となり、2つが１つになる」
Molly Goddardのトレードマークでもある色鮮やかなカラーのフリルチュール使いにプラスして、Vintageテイストを感じさせるポルカドットプリントも。
1960年代のCristobal BalenciagaやChristian Diorのガウンからインスピレーションを得て、現代の着用者達のためにコルセットではなく、伸縮性を持たせ、抽象的なシルエット、ぼかされたエッジ、曲線の縫い目、バブルズ、ループ、ふわふわとした毛玉などが特徴だ。
ウエスタンムードの理由は Molly自身のeBayのウォッチリストも影響しているという。
キッズ用のカウガールのドレスを大人用に作り替えたらどうなるだろうとか！
柔らかくなったカウボーイブーツ、そしてトロンプ・ルイユ(騙し絵)のニットや、平坦さと厚さのバランス、ドローストリング。
サテンにチュール、そしてニットとボリューミーに重ね合わせることで生まれたシルエットとテクスチャーの見事なマッチングスタイルの手元には、なんとアウトドア派なイブニングバッグ。
どれも機能的であり美しいデザインだ。
Molly Goddard AW24
Catwalk shot by Ben Broomfield
Runway Showの全貌はYouTubeでもご覧いただけます。
ショーの音楽は、Terry Riley『You're Nogood』
電子音楽の実験的なリミックスの初期の例で、1967年に録音されたこの曲は、あるマイナーなR&Bトラックがループで重ねられている。